MySQL にはエラー情報のソースがいくつかあります。
各 SQL ステートメントを実行すると、セクションB.2「エラー値のタイプ」で説明されているように、エラーコード、SQLSTATE 値、およびエラーメッセージが返されます。これらのエラーはサーバー側から返されます (セクションB.3「サーバーのエラーコードおよびメッセージ」を参照してください)。
クライアント側でエラーが発生することがあり、通常、サーバーと通信するプログラムが関係しています (セクションB.4「クライアントのエラーコードおよびメッセージ」を参照してください)。
SQL ステートメントの警告およびエラーの情報は、
SHOW WARNINGS
ステートメントおよびSHOW ERRORS
ステートメントを使用して表示できます。warning_count
システム変数は、エラー、警告、および注意の数を示します。error_count
システム変数はエラー数を示します。この値には警告および注意は含まれていません。GET DIAGNOSTICS
ステートメントは、診断領域の診断情報を調査するために使用できます。セクション13.6.7.3「GET DIAGNOSTICS 構文」を参照してください。SHOW SLAVE STATUS
ステートメントの出力には、スレーブ側で発生したレプリケーションエラーに関する情報が含まれています。InnoDB
テーブルに対するCREATE TABLE
ステートメントが失敗した場合、SHOW ENGINE INNODB STATUS
ステートメントの出力には、最後の外部キーエラーに関する情報が含まれています。perrorプログラムは、コマンド行からエラー番号に関する情報を表示します。セクション4.8.1「perror— エラーコードの説明」を参照してください。
サーバーエラーとクライアントエラーについては、この付録の以降のセクションで説明します。InnoDB
に関連するエラーについては、セクション14.19.4「InnoDB のエラー処理」を参照してください。