このセクションでは、FreeBSD Unix のバリアントへの MySQL のインストールに関する情報を提供します。
オラクルが提供するバイナリ配布を使用して、MySQL を FreeBSD にインストールできます。詳細については、セクション2.2「一般的なバイナリを使用した MySQL の Unix/Linux へのインストール」を参照してください。
MySQLのインストールでもっとも容易な(かつ推奨される)方法はmysql-serverポートおよびmysql-client
ポートを使用することです。それらはhttp://www.freebsd.org/で入手できます。これらのポートを使用することで次のメリットがあります。
使用している FreeBSD バージョンで動作することが知られている、すべての最適化を行なった実働可能な MySQL。
自動構成およびビルド。
/usr/local/etc/rc.d
にインストールされたスタートアップスクリプト。どのファイルがインストールされているかを確認するための
pkg_info -L
の使用。使用しているマシンで MySQL が必要でなくなった場合にそれを削除できる
pkg_delete
の使用。
MySQL ビルドプロセスが機能するには GNU make (gmake) が必要です。GNUmakeが利用できない場合、MySQL をコンパイルする前にインストールする必要があります。
ポートシステムを使用してインストールするには:
# cd /usr/ports/databases/mysql51-server # make ... # cd /usr/ports/databases/mysql51-client # make ...
標準ポートインストールでは、サーバーは/usr/local/libexec/mysqld
に置かれ、MySQL Server のスタートアップスクリプトは/usr/local/etc/rc.d/mysql-server
に置かれます。
BSD 実装に関する追加の注記:
ポートシステムを使用して MySQL をインストールしたあとに削除するには:
# cd /usr/ports/databases/mysql51-server # make deinstall ... # cd /usr/ports/databases/mysql51-client # make deinstall ...
MySQL の現在の日付に問題がある場合には、
TZ
変数の設定が役に立ちます。セクション2.12「環境変数」を参照してください。